帰って来たヨッパライ

◆皆様のおかげをもちまして,約4年ぶりにサイトを更新いたしました。こんなふうに社会復帰(?)できるなんて,本当に嬉しいです。個人営業のサイトなんて今時需要なんかないんだろうけれど,でも,インターネットの楽しみって,本来こういうところにあったと思うんですよ。自分の全然知らないこと,あるいは興味はあるけど知識が少ないことに関してマニアックなことを書いてるサイトがある。なんだか変なことを妙に詳しく知ってる人がいる。そんなのを見つけることにネットの楽しみってのがあって,そこからいろんな人との交流もできて,人生が豊かになる。私のサイトで人生が豊かになる人ってのは少々問題があると思うけど,単なる情報検索ツールに堕してしまったネットって面白くないと思うんですよね。とかなんとか偉そうに言ってますが,要は自分が書きたいだけなんですが。今後も,無理せず,ゆっくりしたペースで更新していきたいと思ってますので,何卒よろしくお願いいたします。
樋口有介『窓の外は向日葵の畑』読了。青春ハードボイルドとおっさんハードボイルドが一度に味わえて,おまけに一味付け加えられた,さすがの樋口印。毎度毎度楽しませてくれます。しかし,あの読みやすさはなんなんだろうな。すいすい読めちゃう。なんでメジャーにならないんだろう?そもそも売れる本(作家)と売れない本(作家)の違いってどこにあるんだろう?面白いか面白くないかの差だ,なんて言われると身も蓋もないけれど,例えば新人作家の処女作なんて読んでみなきゃ面白いかどうか分からないんだし,内容が売れる売れないを左右してるとは思えないんだけれど。私は「面白いから売れてる」んじゃなくて「売れてるから面白い」と思ってる人の方が圧倒的に多いと思う。最初に売れるきっかけってなんなんだろう?