月曜日のユカ

昼過ぎには熱も36度台に下がり、腹痛も随分治まった。

中平康監督の『月曜日のユカ』加賀まりこというと、我々の世代には、ただの口汚いババァというだけなのだが、この映画が作られた当時(1964年)は違ったんだろう。あんまり日本にはいないタイプの女優だったんだろうし、若かったんだろうし、親父は大映のプロデューサーだし、まぁ、ただのいけ好かない女だって感じもするんだが、その加賀を撮りたかっただけって映画。白痴の話を延々と見せられても、こっちはイライラするだけだし、それを帳消しにするほどの映像的快感もない。オシャレな映画だって言うから期待してたんだが、てんでダメ。唯一の救いは、黛敏郎の音楽。

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女必殺拳

志穂美悦子『女必殺拳』シリーズ第一弾。山口和彦監督の1974年作品。

香港の麻薬Gメン、宮内V3洋は、日本へ捜査に行ったきり行方不明。人手不足の香港警察は、宮内の妹で拳法の達人、悦ちゃん19歳に、宮内の捜索と捜査の引継ぎを依頼する。というわけで日本にやって来た悦ちゃんは、サニ千葉に助けられながら、甲賀幻妖斉率いる麻薬組織の秘密に迫る。手下のギルーク、鉄の爪たちが襲ってきても、ベルスターや変身忍者嵐と一緒になって大暴れ!(ギャバンがやられまくりの雑魚なのが哀しい)

これは傑作。日本が誇るアクション・スター、悦ちゃんの初主演映画。これ一本見るだけで、志穂美悦子がいかに優れた逸材だったかが分かる。ここから50年近く経ったが、彼女を超えるアクション女優を、我々はまだ見ていない。とにかく必見。悦ちゃんの蹴りは本当に美しい。悪の手下が登場する度に、いちいち流派と名前がテロップで出たりして外連味も抜群。なお、予告編は本編にないシーン満載なので、こっちもお見逃しなく。

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パソコン工場へ行く

突如、無線LANにつながらなくなってしまった新品パソコン(買って1箇月経ってない)を修理に出した。電話では「工場で確認して、どこも悪くなければ、直さずに返す」などと呆けたことを言っていたが、そのまま返されたって使えないんだから、新品を代わりに出しますってのが筋だろう。「どこも悪くない」んじゃなくて、「どこが悪いのか分からない」のだから。さて、1週間くらいで結果が出るらしいんだが、どうなることやら。

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やさぐれ姐御伝 総括リンチ

1973年の東映ポルノ『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』。監督は石井輝男

神戸へやってきた猪の鹿お蝶こと池玲子は、麻薬の運び屋に間違えられるわ、殺人の濡れ衣を着せられるわ、まぁ大変。いろいろ探りを入れてみると、女スリに麻薬の運び屋をさせたのはいいけれど、麻薬をあそこに隠させていたもので、取り出す時に股裂きになっちゃって殺しちゃったらしい。酷い話だなぁ。で、女スリ達と手を組んだ玲子は、麻薬の取引現場に乗り込んで、すっぽんぽんで大暴れするのでした。

総括リンチなんてタイトルだけど、学生運動とは何の関係もない。素っ裸でチャンバラ乱闘、これがやりたかっただけなんだろうなぁと思う。ポルノ女優だから仕方ないけど、池玲子のルックスが微妙すぎて、エロい気分にも浸れない。バカバカしいシーンはたくさんあるけれど、展開自体はバカバカしいわけでもない(ヤクザの娘が殺されるシーンなんて重苦しくて見てられない)ので笑えるわけでもない。こういう映画って、どういう消費の仕方をすればいいのだろうか。

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