『腕貫探偵』を読んだ

連休最終日。息子の友人が昨夜から泊まりに来ていてウザい。どこをとっても安っぽい『ウルトラヴァイオレット』とか、セガール拳が全然炸裂しない『沈黙のテロリスト』なんかを見ていたが、それもなんだか腹立たしいので、花粉に殺されそうになりながら、ちょっと出かけた。近所のホームセンターで、車の芳香剤を買い、少し足を延ばして本屋へ。映画秘宝だのフィギュア王だのを置いている、それなりの規模の本屋となると、30分は歩かないとないのだから、困ったものだ。で、着いてみたら、50〜60歳代と思しきオッサンどもが、一人で立ち読みしている。3連休の最終日、いい歳こいたオッサンが、たった一人で立ち読み。なんて寂しい、荒涼たる光景だろう。私だって立派なアラフィフ。涙が出そうになる。

西澤保彦『腕貫探偵』読了。先日の森奈津子がどーとかいうのとは大違いの面白さ。