鬱病患者の独白

ドーン!

◆今日の日記はトテモ暗い。日記というのは本来は自分の覚書に過ぎぬものであるが,ブログになると,それは自分の中の自己顕示欲というものの発露でしかないのであって,したがって読者を想定して書かれるということは,少なくとも読者を愉快な気分にしなければならぬとは思うのだが,今日はそういう正しい心構えというものがいささか後退しておる。たまにはいいか,と思わないでもないので,怖いもの見たさの気分がある方は,暗い日記をどうぞ。



◆私としたことが何故もっと図々しく厚かましくなれないのであろうか。世間というもの,世界というものが,私が認識することによって存在している(私の脳内にしか存在していない)ものであり,ということは,つまり私こそが世界の創造主であり,特別な存在であるにもかかわらず,何故に私は世間様(そもそも何故自分が生み出し維持しているところの世間に「様」を付けなきゃならんのか)に対して申し訳ない,自分が情けないなどと落ち込んだり気を遣ったり世間から傷つけられたりしなければならぬのか。それが鬱病なのです!とウルトラマンエースのように断言してしまえば,それはそのとおりなのだが,どうにもこうにも自分で自分の思考をもてあましてしまってどうにもならん。そんな気分のときに『邪魅の雫』なんぞを読み始めたせいで余計に暗い気分に拍車がかかる。だったら読まなきゃいいのにとも思うが,本でも読んでいないことには他にすることが食うか寝るかしかなくて余計に落ち込む。おまけに不健康な太り方をしてしまう。いいことなんぞひとつもない。これが鬱病なのである。