夏バテ

香里奈

◆もう3月でやんの。ふざけんじゃねぇぞ。速いぜ速すぎるぜエキセントリック号。なにしろ暑い。ちょっと図書館まで本を返しに行っただけで汗だくだ。私ゃ夏バテですよ,早くも。まぁ,それでなくても寝込んでるわけだが,暑いとゆっくり寝込めやしない。体に悪い。地球って本当に温暖化の一途を辿ってるんだなぁ。俺が死ぬまでもたないかもしれないぞ。
◆さて,ハイパーホビーを買ってきた。先々月から募集していた怪獣デザイン祭(締切2月28日消印有効)の応募作が今月号から誌上に載るのである。私は2月22日に発送したから今月号には間に合ってない。今月号には100枚弱の作品が載っていた。「おいおい」と思うような落書き程度のものから,「おおっ」と思うものまで様々である。私は調子に乗って20枚ほど投稿したが,もちろん全部に満足してはいない。それどころか「これ以上改良できないな」と思った作品(作品というのもおこがましいが)なんてのはせいぜい五指に満たないだろう。後は時間切れで送っちゃったのだ。投稿作品を見ながら思ったのは,天才・成田亨の掌からは誰も脱け出せないのだな,ということ。細かい部分にやたらと凝ったりするのは実は楽なのである。シンプルで,なおかつインパクトのあるシルエットを持たせるなど,至難の業であって,既に天才・成田がやってること以外に可能性を見出すなど不可能に近い。そんな中で,皆一所懸命描いて投稿しているのだ。しんどい作業だけど楽しい。投稿した人は皆笑顔のはずである。ちなみに一等賞になると,そのデザインでソフビを作ってくれるそうだ。好きな人にはたまらない賞品だろう。私は「たくさん頑張って描いたで賞」か何かでいいです。