推理作家の土屋隆夫が亡くなった。今年は,ホントにいろんな人が亡くなる年だ。坂上二郎,出崎統,田中好子,児玉清,長門裕之,ピーター・フォーク,和田慎二,田中秀夫,宮尾すすむ,貞永方久,原田芳雄,芦田豊雄,小松左京,前田武彦,ジョー山中,高城淳一,竹脇無我,滝口順平,杉浦直樹,山内賢,柳ジョージ,有川博,黒沢良……。田中実と上原美優もショックやった。その活躍をリアルタイムで知ってる人が亡くなるというのは,嫌なもんです。それだけ,自分が年を取ったということなんやけど。こうなると,我が身の行く末というものを考えざるを得ないけれど,明るい材料は何もない。
最近は給料も下がり続けやし,次は今,自分がいる階級(平社員と係長の中間)すらなくなるという噂がある。鬱病で倒れ,「このまま係長職にとどまるべきでない」と判断して降格したが,あれは失敗やったかなぁと最近よく思う。周囲や組織のことなんか考えんと,後ろ指さされようが陰口叩かれようが,ひたすら我がままに「仕事しない係長」でいた方が良かったかなぁと。結局,何も考えてない奴の勝ちなのかと思うと,ひたすら落ち込む。
公務員バッシングも相変わらず。実は身分なんか全然保障されてないということが,先日の人事院勧告無視で,民間企業の人にもハッキリ分かったはずなのに,まだ叩くか。そりゃ腐った公務員だっているけれど,民間にだって腐った奴はいるだろう。世間の公務員叩きは,単なる妬み嫉みに過ぎないとは思う。その証拠に,子どもに就かせたい職業の上位には,必ず公務員が入る。公務員を叩いておけば,自分が政治に参加してこなかったツケを払わずに済むとも思っているのだろうが,それにしたって酷すぎる。真面目に働く気が失せる。
それでも,私は後は死ぬだけなのでいいけれど,子どものことが心配だ。不景気だ放射能だTPPだ国土侵略だ年金崩壊だとボロボロの現状に,改善の兆しがまったく見えない。この先,日本はどうなるのだろう。あぁイヤだ。