大麻が大好き

◆今日はやたらと元上司とか元同僚とかに会う日だった。なにしろ腐るほど職員がいて,あっちこっちの民間ビルを間借りしながら何とか凌いでるので,なかなか知り合いに会う機会はないのが実情。皆さん私がぶっ倒れたことは御存知なので「元気にしてるか?」と声をかけていただいて実にもって有難いことである。
◆皆さんいろんなところへ異動して昇任して頑張っているみたいだ。それはとてもよいことなのだが,私はチト複雑な気分だ。鬱で倒れて,これからも仕事を続けるにはどうしたらいいかと悩んで迷って苦しんで出した降任という決断は,少なくともあの時点では最良だったと思う。上昇志向なんて欠片もなく出世に興味まるで無しの私ですらメチャクチャに悩んだのだから,かなり大きな決断でもあった。そして今,平社員として働く私には,皆さんの活躍が実にまぶしく見えるというか,寂しいような物悲しいような,違う世界にたった一人置いてけぼりになったような,そんな気分に浸っている。それを覚悟の上での決断ではあったのだが,完全に割り切ることなんてできるはずもない。また,雨が鬱陶しさに拍車をかけるのだな,これが。この御時世,親方日の丸の公務員でいられるだけで贅沢なのかもしれないけれど。