病院坂の首縊りの家

生首風鈴

横溝正史病院坂の首縊りの家』読了。映画では何度も見たけれど,原作を読むのは初めてだったりする。面目ない。というわけで「映画とどこが違うのかな?」と考えながら読んだんですが,全然違うやんけ!そりゃまぁ解決に20年もかかったっていう設定は使えんだろうが……いや,まぁ,しかしこの話をよくもまぁ,あんなふうに脚色できたもんだ。市川監督は侮れないねぇ(ただし『獄門島』の脚色は最悪)。原作よりもドロドロ感があったもんなぁ。しかし気に入らんのは「本書中には,今日の人権擁護の見地に照らして,不当・不適切と思われる語句や表現がありますが,作品発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ」……と,ここまではええわい,問題は続く文章じゃ。「著作権継承者の了解を得た上で,一部を編集部の責任において改めるにとどめました」……何が「とどめました」じゃ。勝手なことするな!オリジナルで読ませろ!
◆久間防衛相。こいつはクビにせんとあかんやろ。「原爆を落としてもらったおかげで戦争は終結した」なんて日本国民の言うことか,痴れ者!
◆散髪代を当初予定より安く済ませたので,調子に乗ってCD3枚発注してしまいました。
  ジャーニー・トゥ・ブリス(Emil Richards)
  INFRA RED(The Dave Pike Set)
  A WORLD OF INTERSTELLAR GROVES,RHYTHMS AND BEATS(Solar Flares)
 あ,散髪代を浮かした分を超えてしまった……orz