野獣狩り

x001it2005-02-05

昨夜放送してた『だんご殺人事件』とかいう2時間サスペンス,なかなか笑えたのぉ。もだんご本舗(モダンなダンゴでモダンゴね)のクレーム係が,自社のダンゴを殺人につかった犯人を追い詰める!という緊張感も何もない作品。殺人の舞台は花見家と磯辺家の結婚披露宴。花見家の執事が串田。磯辺の友人が安倍川。前社長夫人がキナコさん。主役は天見甘太郎で通称“カン様”=布施明(ノリノリよ,このオッサン)。携帯の着メロはモチロンだんご三兄弟。もう馬鹿馬鹿しくって,早くパート2作れ。

またまた,よみうりテレビが『CINEMA DAISUKI』をやっている。今回は,君塚良一セレクションなんである。なかなか変なラインナップで面白そう。既に『野獣狩り』『宵闇せまれば』の2本を見た。前者は,藤岡弘が桜井警部補の若い頃みたいなハミダシ刑事(衣装も桜井と同じ),その親父が,これまた刑事で伴淳三郎というキャスティングで,会社の社長を誘拐した過激派グループを追うというもの。藤岡が主演なのにアクションが炸裂するわけでもなく,暗くて重い雰囲気が充満してた。カタルシスが無いのぉ。後者は,実相寺昭雄の劇場映画デビュー作。ATG作品。白黒。44分の短編。脚本は大島渚。このあたりで大体作品のイメージがつかめると思うけど,まぁ,そんなような作品です。意味分からん。この後『青春の蹉跌』『フランケンシュタイン対地底怪獣』『鉄砲玉の美学』と続くのです。楽しみ。