仕掛島

東川篤哉『仕掛島』は、なんでそんなにギャグを入れなきゃならないの? というところに引っかかった。そのギャグが生きていればいいのだろうけれど、実に寒い。ストーリーから見て全然生きていない。むしろ邪魔。これを面白がる感性を、私は持ち合わせていない。もっとフツーに書いたっていいだろうにと思う。お話自体は悪くないのに、一体何なんだろう。