「氷の涯」はつまらぬぞ

創元推理文庫版の夢野久作『少女地獄』読了。「死後の恋」や「瓶詰の地獄」は持ってるから、目当ては「氷の涯」と「少女地獄」だったのだけれど、前者は大いに期待外れ。だらだら長いだけで大して面白くもない。「少女地獄」は以前に映画で見たが、どこが少女やねんという二人が風船持って立ってるイメージしか記憶にない。ストーリーがあったのかどうかも定かでない。原作は、こんな話だったのね。それにしても、夢野久作の短編集は、どれもこれも収録作品に長短があって困るのぉ。