休日満喫

梓崎優『リバーサイド・チルドレン』読了。『2014本格ミステリ・ベスト10』第3位、『このミステリーがすごい! 2013』第6位、『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』第7位と評価うけまくりの作品なんやけど、そんなに面白いか、これ?真相は「何それ?」って感じやし、謎解き部分は思い切り浮いてるし、なんか変な作品。オチのつけ方を失敗してるように思えるんやけど。このミスより本ミスの方が順位が上というのも解せぬ。
続いてエド・マクベイン『殺意の楔』。おなじみ87分署シリーズ。キャレラの追う密室殺人って必要だったのか?とか思うけれど、サスペンス満点でよろしい。
録画しておいた『濡れ髪喧嘩旅』を見る。相変わらず、雷蔵のコメディはいいねぇ。真城千都世のイカサマ女賭博師が途中で完全に姿を消すのにはビックリした。後半、何かの形で話に絡んでくると思ったのに。山田五十鈴がちょい役ってのも凄い。それにしても、解説の中島貞夫が、いつも右肩にフケを落としているのが気になる。