就眠儀礼

モナー

◆寝る前には,ちょろっと本を読まなきゃ一日が済んだ気がしない私。毎日少しだけでも趣味に割く時間を欲しているからか,仕事で味も素っ気も無く日本語としても美しくない書類ばっかり読まされてるからか,とにかく何か読まなきゃいられない。というわけで,ここ数日は植草甚一の『コーヒー一杯のジャズ』というエッセイ集を少しずつ読んでいる。植草という人は,古本,映画,ジャズ,ミステリ,散歩,ファッションなどなどについて,一風変わった雑学的な評論・エッセイを発表して,60歳過ぎてから当時の若者の教祖みたいになった爺である(1908〜79)。ちょっと親近感を感じて,以前『モダン・ジャズの勉強をしよう』というジャズ・エッセイ集を読んだのだけれど,文体に全然なじめず,「当時の若者って,どんな奴らやったんや」と首をひねったものでしたが,このたび再挑戦。結果は数日後に。
◆『ルピナス探偵団の当惑』(津原泰水)読了。まぁ可もなく不可もなくって感じのミステリー。最近,何を読んでもこんな感想しか抱けない自分が悲しい。
◆というわけで,本日のBGMは,コルトレーンで聞いても大丈夫なアルバムのひとつ『デューク・エリントンジョン・コルトレーン』でした。