エリック・アレキサンダーの新譜

x001it2004-09-06

エリック・アレキサンダーの新譜“ジェントル・バラッド”を試聴した。ヴィーナス・レーベルのハイパー・マグナム・サウンドだけあって,すごい音のデカさ。まぁ,それはともかく,聞いただけで満足してしまった。少し前の私なら買ってたと思うんやけど。別に結婚して貧乏になったとか言うわけではなく,「似たようなの持ってるなぁ」とか思ってしまったわけです。これはアルバムの出来が平凡ということではなくて,要はテナーサックス,ピアノ,ベース,ドラムというフォーマットに飽きたということなのだと思う。ワンホーン・アルバムなんて腐るほどあるし,演ってる曲も似たり寄ったりやし,同じようなの何枚も持ってても仕方ないなぁなんて思っちゃうわけです。これはワンホーンに限ったことではなくて,ピアノトリオとかの,いわゆる真っ当なジャズ・アルバムすべてに言えることで,だとすれば,もうジャズ・ファンではなくなってしまったということなのかも知れず,チト寂しいような今日この頃だったりするんである。