案山子の村の殺人

今年度(おそらく)最後の有給休暇。天気も悪いし、一日家の中でグダグダ過ごす。時間の過ぎていくのが早くて悲しい。

楠谷佑『案山子の村の殺人』を面白く読んだ。帯にあるように「犯人は案山子?」なんて思う奴は絶対にいないだろうし、犯人の動機と手段に釣り合いが取れてないような気がするけれど、読者への挑戦が二回も入るんだぜぇ、たまんねぇよな。こういう雰囲気が嬉しいのよ。それに最初の事件と次の事件との関係とか、いやぁ、よく出来てます。こういうのを、もっと読みたい。