光と嘘、真実と影

和田誠森遊机『光と嘘、真実と影 市川崑監督作品を語る』は、まぁ大したことない本なんだけど、私の好きな映画監督のことだから読んでみた。好きだと言ったって、『ビルマの竪琴』(新旧両方)『穴』『炎上』『鍵』『おとうと』『黒い十人の女』『破戒』『私は二歳』『雪之丞変化』『東京オリンピック』『犬神家の一族』(新旧両方)『悪魔の手毬唄』『獄門島』『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』『細雪』『竹取物語』『つる -鶴-』『天河伝説殺人事件』『八つ墓村』『どら平太』『かあちゃん』しか見ていないし、映画として感心したのは金田一もの最初の2本と『東京オリンピック』くらいなので、ファンと言っていいのか微妙だが、画面構成、レイアウトに関しては随一だと思う。今度図書館で『京』を借りるんだ。