SF魂

小松左京『SF魂』を読んだ。小松作品は、ハヤカワ文庫の『日本SF傑作選2』に入ってた「地には平和を」「時の顔」「紙か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」『継ぐのは誰か?』は読んでる。『果しなき流れの果に』も読んだ。『日本沈没』『エスパイ』『復活の日』『さよならジュピター』『首都消失』は映画で見た、という程度である。私は、もともとSFの良い読者とは言えないし、小松作品って、論文を読んでるみたいで、小説としての面白みを感じられないのだ(ハヤカワ文庫の『日本SF傑作選』で楽しめたのは平井和正集だけだった)。しかし、この人が日本有数の知性の持ち主であったことは間違いない。もう、こういう人は出ないんだろうなぁ。