偽善の報酬

相手の都合で午後2時30分に行かなきゃならんところがあって、2時に事務所を出て、10分ほど歩き、地下鉄で目的の駅に着いたら土砂降り……。おいおいおいおいおい勘弁してくれよ。用事自体は5分もありゃ済むんで、急いで帰ったら、事務所に着く頃雨はやんだ。私が外勤した1時間だけ土砂降りって、どういうことなんだ。こんな嫌がらせがあるか。俺が何したってんだ。

タイトルはカッコいいのに、中身はてんでダメな「偽善の報酬」。凶器探しがメインだからって、犯人特定が早すぎるし、雑。犯人も被害者も、まったく魅力を感じられない造型だし、二人の確執もほとんど描かれない。トラボルタ君なんか登場させる暇があったら、肝心の「偽善」と、二人の考え方の違いについて、もっと描くべきだろうに。そして、メインの凶器についても、あまりにも雑。かなり酷い出来の作品。ただ、今回の今泉は、かなり普通の人になっていて、不思議な感じがする。

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