サザンオールスターズ

スージー鈴木『サザンオールスターズ 1978-1985』を読む。サザンのデビューは、私が9歳の時。ザ・ベストテンに出てきたときのことはハッキリ覚えている。しかし、「勝手にシンドバッド」は大して楽しくもなく、「いとしのエリー」はサザン史上1、2を争うくらい嫌いなので、そんなにファンってわけでもないし、アルバムを買ったりも借りたりもしていない(『すいか』と何故か『Southern All Stars』は、当時、買った)。特定のアーティストにハマって複数のアルバムを買ったのは、ピチカート・ファイブくらいなもので、他の好きなアーティスト(YMOとかゴーバンズ)でも、せいぜいベスト盤を買う程度。なにしろアルバム一枚、同じボーカルが聞こえてくるというのは、飽きちゃってイヤんなっちゃって耐えがたく、それを(曲が違うとはいえ)何枚も買うなんて理解できんのである。桑田みたいな癖のある歌声だと尚更だ。でも、なんだかんだ言って40年もやってるバンドだけあって好きな曲は多く、我がiPodでは1632曲中42曲(桑田のソロ6曲、KUWATA BANDの3曲、ついでに原由子の2曲を含む)を占めている。これはビートルズの47曲に次ぐ多さ。やっぱり偉大である。