1989年のテレビっ子

戸部田誠『1989年のテレビっ子』読了。ちょっと散漫な気もしたが、そこそこ楽しく読んだ。でも、テレビよりも、レンタルビデオの方をよく見ていたから、この本に書いてあることに、あんまり浸れなかったのも事実。著者と9歳違うと、こんなに違うんだなぁと思う。1989年と言えば、私は20歳。大学とバイト先と家を行ったり来たりするだけの生活を送っていた頃だ。バブル真っ只中だが、その恩恵は全く受けず、浮ついた大学生どもが大嫌いだったので、実になんとも味気ない毎日を送っていた。今にして思えば、もっと旅行とか行っておけばよかったなぁとも思う(初めて飛行機に乗ったのは、就職して3年目だった)。この歳になると、海外旅行なんぞ、そうそう行けるわけでなし、そもそも、あんまり行きたいとも思わなくなっちゃった。もったいなかったなぁ。