ジャズはもう死んでいる

マイルス君

スイングジャーナルを毎月図書館で読んでいるのだが,どうも心が動かない。こないだ100枚以上のCDを売り払ったときにも思ったんだけれど,ジャズなんてものは郷愁の中にしか存在せず,実際には既に死んでいるという「ひでぶ」なことになっているのではないか。じゃあ,今,現在,演奏している人たちは一体なんなのだということになるのだが,それは,もう死んでしまっている幻を再現しようと無駄な努力を続けている哀しくも愚かな連中だ,と随分失礼とは承知しながらも,そんな気がして仕方がない。で,ジャズを聞いている人たちっていうのはネクロフィリアか,さもなきゃキリストの復活を本気で信じている原理主義者と同類の人たちなのではないか。これは単に,ジャズが好きだといいながら,その本質なんか全然つかめていない馬鹿者の戯言なのかもしれない。本当のところはどうなんだろう?こいつは,ちょっと続けて考えてみてもいいテーマな気がする。
◆ところでスイングジャーナルにはオーディオ紹介のページがある。これがまた随分と高価な代物を紹介しているのである。いい音で聞きたい!って気持ちは分かるんだが,そんな百万を軽く超えるような機械を買って,どこで聞くというのだ?完全防音を施した野中の一軒家ってのが日本に一体いくつあるというのだろう?これはまぁ,マンション暮らしの歯牙ないサラリーマンの嫉妬が随分入った意見ですがね。

とか何とかいいながら聞いてるの