殺人の門

マジブルー

◆あぁ,読まなければよかった。恨むぞ,東野圭吾。なんて暗くて救いようのない話を書くのだ。なまじ実力があるだけに一気に読まされて,本当にブルーになってしまったではないか。後から東直己の「ススキノの俺」シリーズ最新作『ライト・グッドバイ』を読んで口直しをしたものの,すっかり魅力が少なくなっちゃってる「ススキノの俺」(まぁ,『駆けてきた少女』よりは良かったけどさ)では,東野の重さを払底することができず,まだ心身にズンズンズンズンズンズンズンズンズシ〜ンと後遺症が残っている。たまったもんじゃないぞ。未読の人は心して読むように。
◆新番組,仮面ライダーカブト。何の魅力も無い〜,わくわくドキドキ感皆無〜,というわけで,あれが仮面ライダー生誕35周年記念作品で本当に良いのか?『仮面ライダーSPIRITS』は相変わらず怒涛の盛り上がりを見せているというのに。今月号も泣けましたぜ。