記憶喪失

東原亜希

◆このことを日記に書かなくちゃ!と思ってたことがあったのだが思い出せない。昨日も今日も考え続けているが,全然思い出せない。書かなくちゃ,と思ったくらいだから,さぞや印象的な出来事だったはずで,そんな出来事など平凡なサラリーマンである私には,そうそう訪れやしないことからすれば,忘れるなんてことありえないのだが,キレイサッパリ記憶から消えている。こんなことをうだうだ書いてたら思い出すんじゃないかと思ったのだが,まるでダメ。というわけで,記憶がないということだけで一日分の日記をでっち上げた私である。

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