面倒くさい

ひえぇぇぇぇ

◆面倒くさい。何もかも面倒くさい。何をする気にもならん。先日読んだ『狂いの構造』によると,この「面倒くさい」が狂気への第一歩だそうだ。分かる気がする。そもそも私はあらゆることに対して消極的であり,一部では多いといわれている趣味(私は多くなんかないと思っているが)にしたところで,すべて受動的である。エラリー・クイーンの国名シリーズとレーン4部作を一気に揃えようと,チャリンコで京都中を走り回った中学生時代や,ジャズのいわゆる名盤を揃えようと1ヶ月で20枚以上ものCDを買ってた頃のようには,もうなれない。読むべきものも聞くべきものも全部消費しちゃった感じだ。見るべき程のことは見つ。
◆ここしばらくは「マイブーム」と呼べるものもなく,ガス人間のように,ただただ無為に青春を(39ですけど)すり減らしている気がする。ガス人間は藤千代に入れ込んでられただけ幸せだとすら思う。昨夜は録画しておいた『名探偵コナン 紺碧の棺』を見たけれど,劇場版とも思えないスケールの小ささで,こんな程度なら2時間スペシャルの方が面白いぞ,なんてブツブツ言っていただけ。今日も今日とて図書館へ本を返しに行き,スイングジャーナルを読む(相変わらず読むところ少ないけど)というだけのことをするのに何時間もうだうだしていた。また,暑さが拍車をかけるのだ,「面倒くさい」に。気晴らしに散財でも,と思っても,特に欲しいものなんてないし,第一使える金がない。係長辞めて給料減ったし,薬代は確保しとかなきゃいけないし。なんだかんだ言って少ないんだよね,私の可処分所得
◆なんなんだろう。今の生活に特に不満があるわけではない。別に幸せの絶頂とか,毎日満足ニコニコとか,そういうわけじゃないけれど,まぁ普通。いや,人によっては「幸せでいいじゃねぇか」くらい思うかもしれない。客観的に見れば,そうなんだろう。これが鬱バージョン2なのかも知れない。どーんと落ち込むわけではなく,アクロバティックなほどに精神が低空飛行を続けている。難儀なことだ。何か打ち込める対象って奴があればいいんだが,それを探そうという気もない。「燃え尽き症候群」なのかなぁ。
◆それにしてもゴールデン感がまるでないGWだな。1日だけ休みもらってもなぁ……あ,土曜からは4連休ですけどね。4日ぽっちじゃゴールデンなんて言えないわな。