花の棺

26年前の藤田まこと

◆人事異動という奴は面倒なもので,なにしろ発令2日前にしか内示しないので,実質1日で机の中のものを整理して,現在進行中の仕事に目処をつけて,引継ぎの準備をしなくちゃならない。で,いざ異動したら,ひたすら挨拶回り(1日で済めば良い方),引継ぎをしたりされたり,夜は歓送迎会と,体はボロボロになるのである。いや参った。そんなわけで,趣味に割く時間など持てるわけもなく,やっと今日になってネット接続なんかも出来たわけです。
◆おまけに大急ぎで読書もしちゃったりしたわけです。中町信の『錯誤のブレーキ』。ものすごく2時間ドラマチックな展開に正直笑ってしまった。これがいわゆる“草の根読者”向きとか言われて物議を醸す類のものなのね。しかし,真犯人の動機には参ったなぁ。
◆今夜の土曜ワイド劇場は山村美紗の『花の棺』だ。藤谷美紀が狩矢警部の娘を演じるシリーズ(原作はキャサリンのシリーズだったと思うが……)だけれど,実はこれ,昭和54年に藤田まことの『京都殺人案内』第1作としても放送されたことがある。このとき藤田は狩矢警部を演じてて,そのキャラだけを生かして2作目からは音川音次郎になったわけ。以上,土ワイ豆知識でした。