x001it2004-02-02

あかんかったなぁ,エモやん。

最近,読書に勤しんでいるのである。なにしろ2日で4冊というハイペース。やっぱり読書っていうのはダーッとやらなきゃダメですね。しかし,やっぱりカスってのをつかまされることはあるわけで,今回は歌野晶午の『世界の終わり,あるいは始まり』というのがカスでした。俺の貴重な時間を返せ!ってなもんですわ。ネタバレになっちゃうので字を隠しますけど,
この本では延々と事実はこうなんじゃないか,だったら,こんなふうに展開しちゃうんじゃないかということを主人公が悩み続けるわけです。で,普通なら,その主人公の想像を絶する事実が明らかになって,読者をビックリさせる,ということになるはずが,この本じゃ,悩むだけ悩んで,「なるようになるか」って言って終わり。事実はどうだったのか,全然分からない。そんな結末,誰が読みたい?長々と付き合わされた挙句,何にも得るものは無い。
とにかくサイテー。皆さん,くれぐれも手を出さないように。