NO TIME TO DIE

いや、酷い映画だった。スタッフは全員頭がおかしくなっているのに違いない。こんなもん007として認められるか。『カジノ・ロワイヤル』は、リブートとして認められる出来だった。主題歌のカッコよさは歴代ベスト5に入るものだ。『慰めの報酬』も、まだイケた。しかし、『スカイフォール』『スペクター』『ノー・タイム・トゥ・ダイ』はお通夜みたいな主題歌から始まって、ひたすら重く辛気臭くカタルシスのカの字もないストーリーにうんざり。挙句の果てにスペクターはあっけなく〇〇、ただのオッサンだったブロフェルドもあっけなく〇〇、フェリックス・ライターまで〇〇、最後にはボンドに〇〇が出来て〇〇という、今まで007なんか見たこともありませんと聞いたこともありませんってな奴でしか書けないシナリオで映画にしやがった。これでよくもまぁ「JAMES BOND WILL RETURN」なんて言えたもんだ。じゃあ007じゃなきゃ許せるのかと考えても、悪役が何を考えてるのかサッパリ分からんし、主役はバカとしか思えないし、やっぱり最低最悪だ。恥を知れ。

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