昨夜は『007 スペクター』をテレビでやっていた。007をテレビで見るなんて何年ぶりだろう。148分の映画を120分枠に収めるのに、かなりのシーンをカットしたはずなのに、それでもテンポよく感じられない辛気臭さ。そして救いようのない暗さ。ダニエル・クレイグに代わってから、リブートだか何だか知らないが、007に余裕が感じられず、周りを固めるメンバーも若すぎて、まるでスカッとしない。『カジノ・ロワイヤル』は007になる前の若いボンドって設定だったからよかったが、今ではもう無理。世の中の007ファンは、ああいうのを求めてるとは思えないんだが。
で、久しぶりに聞いているのは、50周年記念で発売された2枚組CDで、収められているのは『慰めの報酬』まで。ここまでは、まだ見られたし、主題歌もそれなりだったのに、続く『スカイフォール』『スペクター』『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌なんて暗くてゲロ吐きそう。
ちなみに私のベスト5は『カジノ・ロワイヤル』『消されたライセンス』『ユア・アイズ・オンリー』『オクトパシー』『ロシアより愛をこめて』の主題歌（あのテーマ曲は別格）。サッチモは挿入歌扱いです。
