迷宮の扉

くしゃみ鼻水は落ち着いたが、薬を飲んでいるので、ボーッとしている。おとなしく寝てりゃいいんだが、さすがに退屈なので横溝正史少年小説コレクション『迷宮の扉』を読む。『金色の魔術師』は、大昔に読んだ気がするが、中身は完全に忘れていた。犯人の目的と手段のギャップに大笑い。驚いたのは表題作で、これってジュヴナイルなの? 「中学生の友」に掲載されたらしいんだが、少年小説らしさは微塵もない、実にえげつない話。これを中2に読ませようとした作者と編集者は狂ってると思う(褒めてます)。

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