競技場建てる金があるなら俺にくれ

帰りのバス停で、ひたすら姉ちゃんに話しかけてる爺さんがいた。どうやら、その姉ちゃんが、爺さんに「どのバスに乗ればいいか?」か何か尋ねたらしいのだが、その答えの後も、ずっと話が続いているらしい。やれ、今度どこそこにホテルが建つだの、どこそこにはどんな店があるだの、話しかけられてる姉ちゃんは、自分が質問したのが発端だから相槌は打っているものの、表情は迷惑丸出し。挙句の果てには、地図を見るふりして、どこかへ行ってしまった。すると、その爺さん、地図を見に行った(ように見せかけて姿を消した)姉ちゃんを探しに行き、別のおばさんコンビを発見。「どこに行くの?」と親切そうに話しかけ、「ああ、そのバスは、このバス停には停まらないね。あっちだね。連れて行ってあげようか?」などと攻撃開始、おばさんコンビは「いえいえ、大丈夫です〜ありがとうございます〜」
と言いながら、超スピードで去っていった。なんなんだ、あの爺さん? とかなんとかしている間にバスが来た。でも、その爺さんはバスに乗らないのだ! バスに乗らないのにバス停に陣取ってナンパしてるのか? すげぇ!

荒木飛呂彦の漫画術』読了。勝ち組だけに書くことが許された本。でも、大したことは書いてないし、誰の役にも立たないだろう。