刑事の誇り

マイクル・Z・リューイン『刑事の誇り』読了。この主役のオッサン、単なる嫌な奴にしか思えない。どこにも美点を感じられない。ここまで主人公に感情移入できないと、どうしようもない。

そんなどうしようもなく肩入れできない主人公ですら持っている誇りであるが、そんなもんまったく持っていない、て言うか、そういうものがこの世に存在することすら知らんのではないかというのが、うちの課のボンクラ・ゴールデンコンビであるが、あまりの仕事の酷さに、課のほとんど全員が監視するようになったら、問題が出てくるわ出てくるわ。締切を2〜3箇月遅らせるなんて朝飯前、自分がサボるためなら前例無視かつ規則違反の俺ルールで勝手に処理、あとはまったく手つかずで放置。冗談抜きで年を越せるか危ない状況。