拳銃と書いてコルトと読む

というわけで、宍戸錠主演『拳銃は俺のパスポート』鑑賞。ハードボイルドの傑作!という触れ込みで、最初の暗殺〜逃走あたりは良かったのだが、なんだか後半、お話がおかしくなってくる。人質に取られた弟分のジェリー藤尾を助けるため、国外逃亡を諦める錠。で、普通なら、ここで外道どもが寄ってたかって錠を襲っていいわけだ(て言うか、錠、ジェリー、小林千登勢をまとめて殺しゃいいわけよ)。なのに、何故か「翌朝、埋め立て地で決闘」という錠の条件を飲んで、錠に尾行もつけず、更に自分たちの準備は全部覗かれ、したがって万全の対策を取られた挙句に、敵は全滅。そんなのありか。あまりにも情けないぞ。あまりにも頭が悪すぎるぞ。それでも内田朝雄か。それでも佐々木孝丸か。それでも……うわ、若いなぁ杉良太郎

で、私の評価はあんまり高くない。もっとも、音楽は毎度おなじみ伊部晴美でカッコ良い。伊部晴美の映画音楽を集めたアルバムが出んかなぁ。

音楽と言えば、ジョジョ第3部スターダストクルセイダースのエンディング曲がバングルスの「エジプシャン」だったのには驚いた。懐かしすぎる!て言うか、最近の若い人は知らんよな。