鉄砲犬

鴨井大介

KBS京都でやってる『中島貞夫の邦画指定席』は,京都で製作された映画を紹介する番組。今日は田宮二郎の『鉄砲犬』だ。ここんとこ犬シリーズを何回も放送してくれてありがたい。この枠は,こまめにチェックしてれば当たりに合うこともある(殆どの場合古臭い時代劇なので,見逃しても痛くも痒くもない)。しかし,中島貞夫の解説はなんとかならんもんか。話術はダメ,映画監督ならではの裏話が聞けるわけでもなく,無駄に長い。1時間40分という中途半端な枠なんやから,本編のカットを減らすためにも,あの解説はやめた方がいいぞ。
島根県議会で「竹島の日」制定条例が成立したことで韓国が燃え上がってるらしい。韓国民は「憤怒」してるんだとさ。外交省は「条例を即刻廃棄しない場合,韓国政府はあらゆる対応措置を取る」「今後発生する事態に対する責任は全面的に日本側にある」なんてことを言っている。南は少しはマシかと思ってたが,北と同様のならず者だということですかな。それにひきかえ我が国の政治家どもの軟弱なこと。領有権について双方一歩も退かないんだから,ここまで来たら,国際司法裁判所への提訴しか解決の方法は無いでしょ。「提訴を拒否してる韓国を説得し,法廷に引きずり出すべく努力する」と言うのなら,誠に筋の通った話だが,「冷静に対応して友好を損なわないように努力」としか言えないのかバカどもが。友好と領土問題は別だろうが。そもそも領土を争ってるのに友好を保てると思ってるから平和ボケとか言われるんだよ。