勇気と愛と正義を信じる心

x001it2005-02-10

昨年10月末時点で,全国の仮出所者8270人のうち609人が所在不明になっているらしい。仮出所した者は保護観察期間中,申請された「帰住予定地」への居住,月1度の保護司らとの面接などが義務付けられていて,保護観察所と連絡が取れなくなった場合は「保護観察停止」,発見次第「仮出所取消」が通知され,検察庁が再収監する。しかし,仮出所取消には時効がある(無期で服役してた奴でも20年)ので,“逃げ得”になっているというのである。なんと恐ろしいことでありましょうか。

そもそも,裁判で「○年の刑に処す」って言われてるのに,「改悛の情が見られる」なんていう極めて曖昧な基準で,お天道様の下に放たれるというのはどういうことなのか。何の罪も犯さず,毎日ただひたすら地道に生活している大多数の一般人の安全安心というものを,どのように捉えているのか。昨日も,たかが中学生のクソガキが数百万単位の金のトラブルから,相手の親をなぶり殺しにして逮捕されたらしいが,こういう事件を見るにつけ,最早「教育刑論」の有効性を疑ってかからざるを得ないのではないか。教育刑すべてを否定するつもりはないが,それを適用できない奴というのが確実に増えているのだから,対処としては厳罰化が正しい方向だと思うのだが。こういうことを言うと「死刑に犯罪抑止効果はない」なんてアホな反論をする低脳人権屋)がいるが,それは死刑の適用範囲を極めて狭くしているからであって,たとえば駐車違反は即射殺なんて制度にしたら,違法駐車は一掃されるはずだ。「犯罪は割に合わない」と知らしめることこそ重要なのであって,そのためには刑罰を重くするのが最も効果的だと思うのである。