x001it2004-01-29

最近見ないな,バニラコーラ

京都市長選真っ只中である。 言いたいことはいろいろと,それこそ腐るほどあるが,立場上何も言えないのがつらい。さて,京都市長選には3人が立候補しているのだが,マスコミの報道によると,「事実上一騎打ち」なんだそうである。大阪府知事選挙でも6人立候補のところ「事実上三つ巴戦」と報道されている。この「事実上」というのは一体何なんだろうか。「泡沫候補」なんて言葉もあるが,建前上,立候補者は並列に扱うべきではないのか。「事実上」なんて言葉は,投票行為に一定の心理的制限をかけることになるのではないか。KBS京都が「市長選挙立候補者に聞く」って番組を生放送でやったが,そのときは「事実上一騎打ち」の二人だけが出演して,残りの一人はビデオ出演だった。こんな差別的な扱いをしていいのだろうか。一方,民間団体が企画していた3人の公開討論会は,1人だけスケジュールが合わなかったということで開催を中止している。これが当然の対応だと思う。マスコミなんて奴らに見識だの何だのを求めること自体愚かなこととは思うけれど,無批判に鵜呑みにしちゃう人が多いので困ったものなんである。