華氏451

ずっと見たかった『華氏451』を、やっと見た。えっ、こんな話なの? と、いささか拍子抜け。もちろん、大まかなストーリーは知っていたけれど、本を読むことが禁じられている理由とか、主人公が突如として本に興味を抱いた理由とか、そのあたりがどうにも不明瞭なうえに、結局、主人公は逃げ出しただけで、世界は何も変わっていないラストってのは、いかがなものか。原作を読んでいないので、この映画がどの程度の完成度なのか分からんけれど、ビジュアル面でも特に目を引くものはなく、トリュフォーって、ホントに名監督なのだろうか。一番印象に残ったのは、モノレールだったりするんだが。