夢の陽炎館/水晶の涙雫

一日だけポツンと与えられた休日というのも、何とも使い勝手が悪い。疲れるほどに何かすると明日に差し支えるし、かと言ってボーッと過ごすには長すぎる。となると、録画しておいたドラマの消化と読書くらいしかないわけだが、部屋に籠ってるのも、なかなかねぇ、インドア派の私ですら、ちょいキツイ。

そんな中、横田順彌の『夢の陽炎館/水晶の涙雫』は、実に面白くて救いになった。このシリーズは面白すぎて、とうとうシリーズ3冊とも買うことに決めてしまった。貧しくて、本は原則図書館で借りて読み、面白かったものだけ安価な文庫本で買う私が、こんなに高い本を買うなんてよっぽどのことなのだが、死ぬまでに何度も読み返す値打があると思う。いや、マジで。

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