教育

息子の教育に悩む日々である。いろいろと悩みはあるが、始末に悪いのは、いろんなことを我慢させ、キッチリ教育したところで、真面目な者がバカを見るという世の中で、何の意味を持つのかという疑念をぬぐえないことである。私は、かなり厳しく育てられたと思うけれど、結局、それで得したと思えることは、ほとんどない。むしろ、損した感が強い。真っ当な人間は、バカどもの尻拭いをさせられるだけじゃないか。犠牲になるだけじゃないか。しかも、それへの対価が支払われることはない。こんなバカバカしい、甲斐のないことってあるだろうか。こんな思いをするくらいなら、やりたいことをやりたいように(ただし法に触れない程度に)やって、好き勝手に生きている方がずっといい。そんな思いが拭い去れないので、芯がぶれてしまう。どうすればいいのだろうか。