セクハラ野次

ここんとこ「セクハラやじ」というので大騒ぎ。「やじ」くらい漢字で書けよ、「セクハラおやじ」に見えて仕方がないだろうが。

ところで、このセクハラ野次、そんなに問題なのか?出産や育児をする女性への支援拡充を訴える女性都議に対し、「早く結婚すれば」と野次を飛ばしたらしい。これがセクハラかどうかについて、そもそも疑義がある。セクハラとは、「性的嫌がらせ」である。この発言は「性的」か?強烈な皮肉、嫌がらせではあっても、性的とは思えない。

しかし、セクハラというのは、言われた方が「セクハラ!」と騒げば、セクハラになっちゃうので、ここんとこで、やいやい言っても仕方がない(そもそも、この女性都議が「セクハラだ」と言ったのかどうかさえ定かでない)。

例えば、独身の男性都議が、男性の育児休暇をもっと取りやすくしろとかなんとかいう話をしている最中に、女性都議が「独身のお前が言うな」と野次を飛ばしたら、それをセクハラだと騒ぐ奴がいるとは思えない。「私みたいな、か弱い女性が、一生懸命喋ってるのに、野次を飛ばすなんて信じらんない」と言ってるようにしか見えない。弱者アピールを全力でやってるようにしか見えない。

その程度の野次に耐えられないような奴が、議員なんかやってんじゃねぇよ、何カマトトぶってやがるんだ、としか思えない。

しかし、この件で騒ぎ倒して、一人の都議を会派離脱にまで追い込んだのだから、世の中の偽善者どもってのは大したものなんだなぁと思う。どうせなら「言ったがどうした」くらい返してやりゃいいのに。もっとも、今時のマスコミやら女子供の反応を読めなかった男性都議が一番バカだったのは確かだけれど。野次でも飛ばさなきゃ寝ちまいそうだったのか?まぁ、眠たい話だわな、出産や育児をする女性への支援拡充なんて。

ちなみに、私は、そんな耳触りの良い話に、実効性があるとは思っていない。