帰省その3

初日は大渋滞に巻き込まれ、浅井文化スポーツ公園では大して遊べず(それにしても広大な駐車場だったなぁ……あれが埋まることってあるのか?)、しかも風が強いのなんの、おまけに寒いのなんの、さすが湖北の恐ろしさを甘く見ていた私は、少々風邪気味。

二日目は山本山に登った。登ったと言っても、そんな大層なものではなかったが、結構たくさんの人が登ってきている。みんな暇だねぇ。

さて、今日の昼には帰ってきたわけだが、今回の帰省の最大のポイントは、『匣の中の失楽双葉文庫版をゲットできたこと。時間つぶしに何の気なしに入ったBOOK-OFFで見つけたのだが、なんと500円で釣りが来た!以前、講談社ノベルス版で持っていて、あまりに面白くなかったもんだから売っ払っちゃったんだけれども、評論をてんこ盛りに盛り込んだ双葉文庫版なら、とりあえず手元に置いて、何かの折に再読しようと思ったわけ。それにしても、これが500円弱とはなぁ。

で、妻子は置いてきたので、ゴールデンウイークで私に許された自由時間、たった半日を満喫すべく、録画しておいたドラマを見まくり、更に、歌野晶午『コモリと子守り』を読了。なかなか面白かったけど、「かなり長めのエピローグ」は、ほんまに長かった。バランスが崩れるのに敢えて入れたのは何故かしら?これが書きたかったというなら、それだけで書けばいいのに。