黄金の風


◆酷い雨だ。南野陽子のCDでも借りに行こうかと思ってたが,ここまで酷いとさすがに出かける気がしない。
◆で,ようやく読了しました『ジョジョ』第5部「黄金の風」。なかなか面白かったな。主人公がDIOの息子っていうのが随分萎えさせてくれましたが,ラオウの息子ほど意味を持ってない(「無駄無駄」って言うだけだし)ので,まぁいいか,と。スタンドは,もう何でもありっていうのを諦念と共に受け入れれば,大して気にもならない。ゴールド・エクスペリエンスの人を殴ると感覚が暴走するって設定は一回使われただけだし,無機物を殴れば生命を与えられるってのは,ひたすら負傷の治療に使われて「クレイジー・ダイアモンド」と同じじゃねぇか!とか,レクイエムの意味が分からねぇ!とか突っ込みどころもたくさんあるけれど,全編ひたすら殺し合いという殺伐とした感じが心地よい。これまでのシリーズの内容との関連がほとんど無く,独立した作品として楽しめる。
◆私の好みは以下のとおり。
1,2部(完璧な構成。言うことなし。)
>5部
>4部(主役はまた学ランか?主役の影が薄い。どう読んでも主役は康一君だ。クレイジー・ダイアモンドってザ・ワールドに似すぎてないか?シンデレラとかトニオのエピソードと「ボクが触ればいいんだっ!」は好き)
>3部(諸悪の根源。戦いの動機が「母を救う」ってのはスケール小さすぎ。DIOの復活は「あ〜あ,やっちゃった」感いっぱい。復活して何をしたかったのかも分からん。DIOに勝てた理由もショボすぎ。それから,全員長旅なんだから着替えろよ)
>6部(ここまで来たら理解不能DIOは何故天国に行きたかったのだ?出てくるたびに人格が変わっててついて行けん。)