横臥

米澤穂信の短編集『儚い羊たちの祝宴』読了。なかなか面白かった。特に「山荘秘聞」がお気に入りですね,私は。
◆どうにも気分が浮かない。なんなんだろう。ずっと眠っていられたら,どんなに楽だろう。哀しいでもない。寂しいでもない。いろんな感情自体が死んでしまったようだ。私は生きるに足る者なのだろうか。この世は生きるに足るところなのだろうか。別に死にたいわけではないけれど,生きていくというのは面倒なことだ。