時間が来るたびシュパッと消臭

今井朋彦

発泡酒とか第三のビールとかには何の偏見も持ってない私。今日は麒麟ZEROってのを飲んだが,別になんということもなく,普通に美味しいですよ。しかし,金麦はダメだ。壇れいは,この落とし前をどうつけてくれるのか。
◆私もネットを始めて10年近く経つわけだが,ネットで出来た友達っていうのは,本当に不思議な気がする。私は,ネットっていうのは,匿名だから楽しいと思っている。無論,危険と隣り合わせだ。でも,そうじゃなければ面白くないと思う。ありがたいことに私は良いネット友達に恵まれて,嫌な思いとか怖い思いとかしたことはないし……あ,私が意識せずに加害者になってる可能性はありますね。この場を借りてお詫び申し上げます……お互い顔も知らないし実際に会ったこともないのに一緒にコンピレーションCDを作るなどということまで体験できた。実際に会わないっていうのは,単に私が人見知りがキツイ(いい歳して言うことじゃないけど)というだけのことなんですがね。
◆最近はネットも敷居が低くなった(ように思われている)。若い人達がちょちょいのちょいでブログ作って楽しんでいる。必死で勉強してサイト立ち上げてた私たちとは全然違うし,それだけにネットに対する思い入れも違うんだろうな。いや,最近の若いもんは,なんてことを言いたいのではないですよ。ただ,昔のネットは,現実世界で吐き出せない知識や薀蓄を思う存分吐き出せる場所だった。現実世界でチラッとでも見せたりしたら間違いなく奇人変人扱いされる,もともとの意味での「おたく」扱いされて,普通に生きていけないような濃い人達の蠢く場所だった。私はミステリー,ジャズ,昔の特撮番組の知識なんかがネットへのパスポートだったが,それはそれは濃いサイトが多くて,ものすごく怪しく楽しい非日常的,非現実的空間だった。
◆でも,今は違う。ネットは普通のコミュニケーションツールであって,特に変わったところなんかなく,日常の中に見事に溶け込んでいる。私達年寄りは,昔の感触を覚えていて,ネットと,その向こうにいる名も知らぬ人に対して,若い人たちよりは幾分ロマンチックな想像をしているのだと思う。だからメル友になったりサイトの相互リンクとか,ものすごく嬉しくて,mixiのマイミクなんてものとは全然違う重みがありましたよ。でも,そんなお友達でも,ネットから去っていった人もたくさんいる。それこそ何も言わずに忽然と。その人が管理していたサイトもそのままに。あの人たちは,今頃何をしてるんだろう。私のことを覚えててくれるんだろうか。そして,私はこれから,ネットを通じて若い人たちとお友達になれたりするのだろうか。
◆来週のゴーオンジャーはすごいぞ。『相棒』をパクるぞ。特命係のセットも使ってるみたいだぞ。ゲスト出演は消臭プラグでお馴染みの今井朋彦。役名は「柏木左京」!ついでに鑑識の米沢さんも出てくれ!