掌紋300202!

特捜最前線』第317話「掌紋300202!」は、叶の出生の秘密が明らかになる一編だけれど、そんなことは実はドーデモよく、何と言っても天本英世登場にビックリ。殺し屋です。不気味です。有能らしいです。でも、呼び名が「まるちゅう」……もうちょっとナントカならんかったのか。それに最期が情けない。

好きです、死んでください

中村あき『好きです、死んでください』は、少し地味かなぁとも思ったが、面白く読んだ。恋愛リアリティショーなんぞというものを見たこともなければ興味もない私には、ちょっとピンと来ない感じもあったんだが、そんなに流行ってるんですかね。面白いんですかね。設定を聞いてても、全然面白そうに感じないんだけどね。しかし、最近の本は、みんなこんな表紙だなぁ。

愛と希望の街

大島渚の映画って『戦場のメリークリスマス』を部分的に見ただけ(しかも面白くなかった)なので、一度まともに見てみようと、切通理作怪獣使いと少年』で言及されていたこれを見た。1時間ほどの短い映画だったけれど、面白かった。これが監督デビュー作らしい。どこをどう見ても高校2年生に見えない金持ちの娘がやたら鼻につく、タイトルとは裏腹に愛も希望も、ついでに夢も無いお話。

臨床探偵と消えた脳病変

夏と言っていいくらいの暑さだった。半袖Tシャツ一枚で十分だもん。こう一足飛びに来られちゃあ、体がついていけなくて、ホントに参る。

浅ノ宮遼『臨床探偵と消えた脳病変』、狂ったのを連続して読んだ後なので、心が洗われるような気がする好短編集。地味と言えば地味だけれど、実に何と言うか端正な出来。

涜神館殺人事件

手代木正太郎『涜神館殺人事件』、これは狂ってるぞ、久々に狂ったの読んだぞ。エクトプラズム吐くオバハンのキャラが強烈すぎて笑ってしまう。これは凄いとしか言いようがない。ここまで頭のオカシイ本、ホントに久しぶり。

でぃすぺる

頭と体がやたら重くて仕方ない。この不調、いつまで続くんだ。ちょっとヤバいぞ。

今村昌弘『でぃすぺる』はトテモ面白く読めた。主人公は中学生くらいにしといた方が違和感がなかったと思うんだが、まぁ、それはそれとして、さすが『屍人荘の殺人』の作者、まさかこっち方向に振ってくるとは思わなかった。たまには、こういうのもいい。