タクシードライバー

もうすぐ消えるというTBSの2時間サスペンス枠「月曜名作劇場」で、内藤剛志タクシードライバーをやるってんで見てみた。京都が舞台だというのに、メインキャストの誰一人として関西弁を喋らない。内藤は大阪出身なのだから、いくらでもできるだろうに。まぁ、関西弁丸出しの主役なんて、そうそういない(京都殺人案内の藤田まことは貴重だったなぁ)ので、それは構わんのだが、脇役で噺家を出すなら、上方落語界から出せばいいものを、何故に楽太郎? 意味が分からん。それと、十津川警部に引き続いて渡瀬恒彦タクシードライバーを引き継いだのか? と思わせるテレビ屋のやり口がいやらしい。それにしても、内藤剛志、出過ぎとちゃうか。ぶっちゃけ、演技が達者とも思えんのだが。「あの役は良かったねぇ」と思い出す仕事なんか一つもないし、十津川警部も捜査一課長も科捜研の女の刑事も、どれも同じ。まるでキムタク。日本の役者の層は、そんなに薄っぺらいのかね。

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絶対正義

2月に入って、ようやくスタートした新番組『絶対正義』。主演は、『ブラックスキャンダル』に続いて、夜中のドラマの女帝を目指す山口紗弥加。脇役に田中みな実をキャスティングする辺りにトホホ感が漂うわけだが、テーマ自体は面白い。て言うか、このテーマは、本来『相棒』が追及すべきものではないのか。国民的ドラマになっちゃって、相棒とは名ばかり、バディものではなく、実質的には名探偵・杉下右京のドラマになり下がった現在、もう追えない路線ではあるのだろうが。

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日本衆愚社会

呉智英『日本衆愚社会』は、随分久しぶりの単著ではないか。お元気で何より。中身は、いつものようにいつものごとくな呉智英。どれもこれも以前の著書で読んだようなことの反復。ということは、つまり世の中が全然変わってないということなのか。不思議な運命に導かれて、『サルの正義』をたまたま本屋で見つけて読んで感動に震えたのが25年も前。そんなに経ったのに、世界は変わらぬのか。

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人間ドックと散髪と

年に一度の人間ドック。年々、体が悪くなっていってるのが分かる。視力の落ち方なんて涙が出るくらい。溜息しか出ない。でも、あの検査服は欲しい。絶妙の着心地よね、あれ。

3か月ぶりの散髪。こっちはスッキリ。平日昼間だから店は空いてるし言うことなし。

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