タクシードライバー

もうすぐ消えるというTBSの2時間サスペンス枠「月曜名作劇場」で、内藤剛志タクシードライバーをやるってんで見てみた。京都が舞台だというのに、メインキャストの誰一人として関西弁を喋らない。内藤は大阪出身なのだから、いくらでもできるだろうに。まぁ、関西弁丸出しの主役なんて、そうそういない(京都殺人案内の藤田まことは貴重だったなぁ)ので、それは構わんのだが、脇役で噺家を出すなら、上方落語界から出せばいいものを、何故に楽太郎? 意味が分からん。それと、十津川警部に引き続いて渡瀬恒彦タクシードライバーを引き継いだのか? と思わせるテレビ屋のやり口がいやらしい。それにしても、内藤剛志、出過ぎとちゃうか。ぶっちゃけ、演技が達者とも思えんのだが。「あの役は良かったねぇ」と思い出す仕事なんか一つもないし、十津川警部も捜査一課長も科捜研の女の刑事も、どれも同じ。まるでキムタク。日本の役者の層は、そんなに薄っぺらいのかね。

f:id:x001it:20190206222934j:plain