誰が死んでも同じこと

円居挽『誰が死んでも同じこと』、すいすい読めたのは軽いから。意外な動機をやりたかったのだろうけれど、それ以外がおざなりすぎて、ちょっとなぁ。そもそもの設定に無理がある気がするし、登場人物全員の行動原理が理解不能だったりで、じっくり腰を据えて読む気にはなれなかった。あんまり真面目に読むべきものではないのかも知れぬ。