何これ超暑い〜
山田正紀『贋作ゲーム』読了。表紙が気に入らん昭和ミステリ秘宝だが中身は面白い。「ラスト・ワン」に出てくる真名瀬祥子ってのが、今やってる『MOZU』の真木よう子のイメージに被るなぁ。それはさておき、解説を書いてるのは杉江松恋なのだが、いつものとおり「である体」と「ですます体」がごちゃごちゃになった文章で、どんな効果を狙ってるのか知らんが、読みにくいことこの上ない。て言うか、文章として間違ってるんだから、この本を手に取る良い子たちへの悪影響が懸念される。
市川雷蔵の『濡れ髪剣法』鑑賞。シリーズ第一作は白黒で、しかも、かなりオーソドックスな話。最終作『濡れ髪牡丹』では、「口も八丁手も八丁、人呼んで八八の飄太郎」なんて名乗って口笛とともに現れる、剣から算盤から料理まで、なんでもかんでも免許皆伝というイカス男だったが、今作では、ちょっと頼りない若殿さま。それにしても八千草薫の可愛らしさは異常だなぁ。
随分と疲れているのか、昼から爆睡してしまった。今年一年、先が思いやられて……
