歴史を学ぶ

日本人なら考えろ

◆最近は「日本とアメリカが戦争していた」ことを知らない若者が多いらしい。さすがに第二次世界大戦という名前くらいは知ってても,太平洋戦争や大東亜戦争となるとどうかな?このほかにも日本は戦争してたんだよ。日清戦争なんて言ったらラーメン屋の内紛かと勘違いする人が多そうだ。これは偏に教育が悪いのである。文部省が悪いのか日教組が悪いのか,自国の歴史について,大昔のことを教えている間に1年経っちゃって,とても現代史まで辿り着けないのだ(まぁ,せいぜい前島密が出てきたあたりでタイムアウト)。
◆例えば縄文式土器弥生式土器の違いを知ることより,30〜40年ほど前のベトナム戦争とは何だったのか(まぁ日本史じゃないけど)を知ってる方が,現代を生きていく上では遥かに重要なはずだ。遮光器土偶なんか知ってるより,ほんの数十年前の60年安保について知ってる方がいいに決まってる。清少納言の運命より,樺美智子の運命の方を遥かに身近に感じ取るべきだ。『となりのトトロ』見てる暇があったら『火垂るの墓』を見ろ。
◆そこで提案。歴史の授業は江戸幕府崩壊から始める。で,1年かけて明治,大正,昭和,平成について学ぶのだ。この方が絶対に役に立つ。近くて新しい歴史を知ることによって,現在の社会情勢,国際情勢についての理解が進み,現代の諸問題について,より現実的に考察することができる。正に「歴史に学ぶ」ことができるのだ。
◆ところで,なんで私が今日こんなことを書いてるのかは,当然お分かりでしょうな?