これが男の生きる道

銭ゲバ

◆昨日は『絶叫城殺人事件』と『すべての美人は名探偵である』を読んだ。両方及第点。特に後者は鯨統一郎の2大傑作(またの名を数少ない面白い作品)の主役の共演ということで,それだけで楽しい。
大阪市カラ残業やヤミ年金・退職金問題の責任明確化のため,現市長から2期目の退職金約4600万円の全額自主返還を求められていた磯村隆文前市長が「市政の改革にどうつながるのか今の私には納得できない」として返還を拒否するコメントを発表したとのこと。立派。そもそも「自主返還を求める」というのが変な話ですけどね(求めりゃ「自主」じゃないだろう)。この学者上がりのオッサンは,市の調査委員会に1998年にヤミ超過勤務手当訴訟をめぐり大阪高裁で再発防止を誓って和解したのに改革を怠った大きな責任があると指摘され,更に99−2003年度分のカラ残業について市の実質的な損害額約2億900万円を賠償請求するよう求められても「法律的にどう責任があるのか見当がつかない。納得できない」と拒否したツワモノ。いやぁ立派だ。大したもんだ。皮肉じゃないですよ。いやホントに。